メフィスト 夢 小説

/ 02.08.2021 / Shig

D 僕はね、けっこう好意的には読みましたよ。と語りはじめると、そこから落とすだろうなということが予想されると思うんだけど(笑)、これ、山口雅也さんが既にやっていることだよね。山口さんってミステリはマニア層に評価が高いので、この作品もそういうような形でヘビーなマニア層が圧倒的に支持をするというのだったら勝負してもいいんじゃないかなとは思います。ただ、やっぱり山口さんのほうが文章がうまい(笑)。. 座談会タイトル(巻頭)「新年目前! 講談社ノベルス25周年を締めくくるにふさわしい一作は出るのか?」 (巻末)「栄えあるホームズ像は誰の手に? 緊迫の後半戦キックオフ!」. T 金くんが痺れたと事前に言っていたので、「痺れるか、まだ痺れない、どうだいけるか?」と思いながら三編を読みましたが、痺れませんでした(笑)。たしかに文章はとても上手ですね。スピード感もあるし、リーダビリティも高い。一つ一つの物語はよくできているなと思うんですが、どの作品も雰囲気がすごく似てるなと思って。.

設定からしてぶっ飛んでいますが、何と言っても注目すべきはJDCという探偵集団の個性的な面々でしょう。 「集中考疑」という瞬時に真相にたどり着く能力を持つ総代の鴉城蒼司、美し過ぎる瞳で人を失神させてしまう九十九十九など、通常のミステリー小説では考えられない探偵たちが何人も登場します。 メフィスト賞以外からは間違いなく出てこなかったであろう、ある意味ではこれぞメフィスト賞受賞作という作品です。「史上最低のバカミス」(褒めてます)を読みたい方は是非。. 受賞 古処誠二 『UNKNOWN (アンノン) 』 応募原稿「アイアンゲート」を改題改稿. P 小説を緻密に読むこと以外は何事も雑な金くんに言われるのは「令和初のショック」ですが、それはおいといて、ここで「令和初の座談会離脱メンバー」をお伝えしなければなりません。戌さんと子さんです。一言ずつメッセージをお願いします。. 巳 「これは足立区の話なんだ」って自分の中で意識して読んでも、何となくニューヨークみたいな感じがして(笑)、コードネームのせいもあるとは思うんですけど。3話を通しての謎があって、全部読み終わると「あ!」って膝を打つ設定などがあれば、より面白かったと思うんですけど、思いつきで書いた三つの物語という感じがして、ちょっと残念です。.

T 文章は金さんが言ってたように読ませるし、あ、そうか、バントが毎回成功したらそれは十割バッターになるよなと妙な気づきもあってそういう点は面白かったです。あと、バントしたボールで字を書くくだり。グラウンドで「憂鬱」「薔薇」とか書いちゃうあたりも驚愕でした(笑)。. 受賞 潮谷 験 『スイッチ  悪意の実験 』 応募原稿「スイッチ」を改題改稿.

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T ボールを転がして文字を書くんです。だから、どんだけ広いグラウンドなんだよとか……。.

「魔界医師メフィスト 夢盗人」の作品情報

受賞 汀こるもの 『パラダイス・クローズド  TANATHOS 』 応募原稿「パラダイス・クローズド」を改題改稿. 受賞 望月拓海 リィナ=サンバース 応募原稿「リピート・ラブ」を改題改稿. ミステリー界期待の新人井上真偽のデビュー作 最後にご紹介するのは、年に第51回メフィスト賞を受賞した井上真偽の『恋と禁忌の述語論理』。大学生の詠彦とその叔母の硯が、解決済みの事件を論理的に解き明かしていく物語です。 硯は頭脳明晰、美人で天真爛漫という魅力的な女性です。そんな硯を叔母に持つ詠彦は、自身の周辺で起こった解決済みの事件を硯に持ちかけます。数学的論理学に精通している硯に詠彦は、事件を論理的に解説してほしいと依頼したのでした。こうして3つの事件を解説しながら、物語は進んでいきます。 恋と禁忌の述語論理 講談社ノベルス.

受賞 関田 涙 『蜜の森の凍える女神』 応募原稿「ハニー・デイズ」を改題改稿. 結末は「家族」がいかに義理堅くあるべきなのかと強烈なメッセージを読者に突き刺します。デビュー作とは思えない完成度です。 普段ライトノベルだけ読む方でもほぼ同じ感覚で最後まであっという間に読み切れる、まさにメフィスト賞のテーマである「エンターテイメント作品」です。図書館でも電子媒体でも何でもいいので、とりあえず最初の10ページを読んでみて下さい。. 理系トリック、というとなんだか難しい雰囲気が漂っていますがその点はいったん目をつむっていただいて、ライトノベル寄りの「理系推理小説」だと割り切って全体を大まかに捉えて読んでいただけると、難しく考えずに最後まで楽しく読めると思います。 もちろん、理系単語が理解出来る方やコアな読者の方には非常に魅力のある小説になっています。是非ご一読下さいませ。.

TANATHOS. GESUMONO.

「魔界医師メフィスト 夢盗人」に関連した特集&キャンペーン

T タッチが似ているがゆえに、物語の差異化ができてないと感じました。さらには、メフィスト賞は新人賞なので、一本筋を通して三話まとめたほうがよかったと思います。. 戌 異動で、残念ながら今号からメフィスト賞座談会に参加できなくなりました。短い間でしたが、ありがとうございました。思い出はいろいろありますが、まずは第52回の受賞者、宮西真冬さんを担当できたのがとてもうれしかったですね。受賞作の 『誰かが見ている』 も素晴らしいサスペンスでしたが、 『首の鎖』 、 『友達未遂』 と一作ごとに着実に作家として成長されているのが頼もしいです。今後は一読者として、次作を楽しみに待っています。宮西さんは二年ぶりのメフィスト賞受賞者だったのですが、その後、第53回からはハイペースになりました。多種多様な新しい才能を「現場の編集者が選ぶ」というメフィスト賞のスピード感が生かされました。ノンミステリでも第59回の受賞作となった砥上裕將さんの 『線は、僕を描く』 が今、ベストセラーになっているのは、メフィスト賞の幅広さとクオリティの高さを示す快挙だと思います。前号の座談会で第62回まで受賞者が出ているので、今後の各作品の刊行も待ち遠しいですし、これまでの受賞者の方々のさらなる活躍も願っています。そして、いつまでもアグレッシブなメフィスト賞であってほしいです。「何が飛び出すかわからない」のがメフィスト賞の最大の魅力なので。そのためには応募者のみなさんと選考する編集部員のパワーが必要不可欠です。これからも、がんばってください!!

メフィスト史上初の巻頭座談会だァ。事件は現場 座談会 で起こる!? D ただ、ちょっと厳しく言うと、どの作品も実はどこかで読んだ気がするんだよな。だから、この人自身がまだ先行作品の影響から脱してないんですよ。ジェローム・K・ジェロームとか好きで、奇妙な味系の作品から、この人のオリジナリティがまだ出てない感じ。.

多数のメディア化!革新的な理系推理小説

D 取らないと思います(笑)。残念なのは、これは野球だということで、野球の小説って読む人がどうしても限られるんですよ。僕は読んで楽しかったけど、売れるかというとこれは売りづらいだろうなと。で、ここからは僕の妄想なんだけど、ファミコンつながりで、ファミスタのピノって知ってる? 昔、「プロ野球ファミリースタジアム」っていうナムコのつくった傑作野球ゲームがあって、これは文句なしの傑作。その中にナムコスターズっていうオリジナルのチームがあって、その一番バッターがピノというバッターなんです。. 受賞 真梨幸子 『孤虫症』 応募原稿「パーフェクト・サイクル」を改題改稿. 寅 おかげさまでホークスは前半戦を首位で折り返しました(笑)。僕は野球好きなんで、バントだけでも極めようっていう主人公というのは嫌いじゃなくて、ストーリーも楽しめました。このジャンルでは本城雅人さんなどがいらっしゃいますよね。あとバラエティ番組で『消えた天才』ってあるんです。例えば、元巨人の松井が中学時代に対戦して打てなかったピッチャーは今何をやってるんだ、みたいな。あの番組を思い出しました。なので既視感というか、新しさを感じないのが残念ではありましたけれども。.

P お二人の熱い思いをしかと受け止めました。皆さん頑張りましょう! もう一つ「令和初の座談会参加メンバー」を紹介したいところなのですが、「初」って言葉とはなじまないし、初々しさという点でも……。.

  • 受賞 輪渡颯介 『掘割で笑う女  浪人左門あやかし指南 』 応募原稿「落ちる弦月の鎌」を改題改稿.
  • 受賞 輪渡颯介 『掘割で笑う女  浪人左門あやかし指南 』 応募原稿「落ちる弦月の鎌」を改題改稿.
  • 金 ありがとうございます。実は僕、3作目がいちばんピンとこなくて、それはたぶんドラマにしようとしてるんだけど、そんなに演出が効いてないなと正直思いました。.
  • 座談会タイトル(巻頭)「新年目前! 講談社ノベルス25周年を締めくくるにふさわしい一作は出るのか?」 (巻末)「栄えあるホームズ像は誰の手に? 緊迫の後半戦キックオフ!」.

GESUMONO.

平成8年/1996年4月刊行

新年度座談会、開幕!」 (巻末)「嵐おさまらぬ後半戦! 最後に笑うのは一体誰だっ!? 受賞 小路幸也 『空を見上げる古い歌を 口ずさむ』 応募原稿「GESUMONO」を改題改稿. 金 短編・中編集という、メフィスト賞応募作としてはあまりない形です。犯罪を計画する主人公たちの物語三つで構成された海外文学っぽいテイストの作品です。一つ目は長距離バスの乗客を狙った強盗を企てた二人組の話。上映されていた一本の映画がきっかけで予想もつかないことに巻き込まれてしまうというもの。二つ目は、身代金受け取りの権利を誘拐犯がオークションにかけるというシチュエーションをコメディタッチに仕上げた作品。三つ目は、東京の犯罪者団体に属している殺し屋が、自分の正体を知った男を弟子にするという、奇妙な味の物語になっています。この人はとにかく文章力があって、展開のスピードが早いんですよ。新人賞を読んでいると、文章力はあっても雰囲気で終わってるか、あるいはお話のセンスはあるけど文章についてはこれからなパターンが多いのですが、両方を成立させていて、イマの売れ筋とはたぶん違うんですけどかなりレベルが高い。正直なところ短編集なので受賞は難しい部分もあります。それでも今回自分が読んだ作品の中では一番だったので皆さんのご意見を聞かせてください。.

受賞 石黒 耀 『死都日本』 応募原稿「破局噴火」を改題改稿.

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